研究目的

アメリカの国立小児保健・人間発達研究所(NICHD)が行った長期追跡縦断調査の結果、発達早期の家庭内外における保育養育の質は、その後の子どもの適応や自己制御能力に影響することがわかるようになってきました。

我が国でも将来の人材育成は国の成長戦略の一環であるとの認識から、義務教育前への投資に関する関心は高まっていますが、我が国の保育や家庭の場に置いて応用可能な具体的知見はあまり明らかにされておりません。

本研究は、幼児期における保育の「質」の一側面として、養育者と保育者のモニタリング行動を取り上げ、就学前後2年にわたる量的縦断調査を行うことにより、幼小接続期モニタリングに関連する要因と子どもの自己制御能力へつながる機序を解明することを目的としています。

研究協力のお願い

現在、保育施設(幼稚園・保育所・こども園)単位の保育者と保護者を対象とした量的縦断調査を実施しております。依頼書ならびにアンケートが届いた園や依頼文をご覧になった保護者の皆様におかれましては、ぜひご協力をお願い出来ましたら幸いです。